たくさんの子どもたちとお父さん、お母さんが来てくれました。一日目はおよそ150人、二日目に250人、合わせて400人もの子どもたちがコルクの積木と遊んでくれたことになります。
最初のうちは私たちスタッフが張り付いて、子どもの相手をしていたのですが、子どもたちは自分で勝手に遊べるようです。しかもすごい集中力があっていつまでもやめたがらないので、「ね~、そろそろ他のものを見に行こうよ~」「ご飯食べる時間だよ~」とお母さん方もすっかり困ってしまっているようで、ちょっとお気の毒でした。
ここからは、コルクの積み木を使って子どもたちがどんなふうに遊ぶかを見てみることにしましょう。自分がどんなに頭が固かったか、子どもの遊び方を見てあらためて思わされます。彼らの発想は実に自由でおどろくほど個性的です。(写真は保護者の許可を得て掲載しています。載せられなかった子はごめんなさい<(_ _)>
開始十分もしないうちにあっという間に子どもが集まって、遊びだしました。
まず先に目に留まったのは、こんな風に「何かを作ろう」という意志のない並べ方。これで十分楽しいみたい。
子どもがいっぱいになりすぎて、イベント主催者から「もっとスペースを広くしてもいいですよ」といわれ、コルクのシートカーペットを足しています。子どもが手伝ってくれている。
こういう無理な積み方にトライするのも大人にはできない。
さいきん電車にハマっている子。線路を作っている。
この子はどうしても三角の上に三角を積みたかったので、何十分もトライして、ついにこんな形に積むことが出来ました。大人ならすぐあきらめます。コルクなら滑らないのね。
この子が作ったのは・・・
パンケーキ! バターがのっている。積木でパンケーキ・・・
今日作ったなかで、最高の高さを記録!この後作った本人が一気に破壊しました。周りに飛び散っても安心なのがコルクのいいところ。音はしないし、ぶつかっても痛くないから。
こちらは写真を撮ってあげようとしたら壊れちゃったので、再度挑戦してくれました。クールな塔だね!
女の子と怪獣?かわいすぎ。
なかなかセンスある積み方です。
ご両親によると箱と音にハマっているらしく、ていねいに箱に詰めては揺さぶって音を楽しんでいました。
いちばん長く遊んでくれた子です。なにかを作るより、ひたすら右手にひとつのコルクを握って飛んだり跳ねたりしてご満悦でした。
平積みという遊び方も。高く積むだけが積木じゃない。
この子はきっと高名な建築家になる!?構造理論が分かっているようだ。
この子は左から女、男、子どもを作ってみたとか。アーチストになるに違いない。
こんな積み方もまた新鮮ですね。
椅子か~、なるほど。
お姉ちゃんと弟も仲よく遊べる積木でした!!
≪まとめ≫
今回のイベントも積木遊びの奥深さを実感しました。むずかしい形を完成させようと粘りに粘ったり、失敗したら次は「基礎」を固めてやり直したりと、子どもたちは投げ出さず、あきらめず、ひたすら創意工夫を重ねていました。大人に何も言われなくても、自分たちで考えて、感性のおもむくままひたすら積んでは壊し、積んでは壊しをくり返します。
できあがった「作品」はどれもみんな違って個性的。齧って遊ぶような幼児から小学生高学年まで、みなそれぞれの段階で積木と向き合っていました。そして何十分も(子どもによっては何時間も)、あの単純な積木で遊び続ける集中力にも驚きました。単純だからいいのでしょう。
また良質の樹皮でできているコルクは、自然素材100%。冷たくないし、固すぎもせず、触れているだけで安心感があります。滑らないのでさまざまな形や高さに積めて、崩れても音もしないし痛くないので、子どもにとってなじみやすいのだと思います。
積木の購入をご検討の方は、ぜひJM(ジェー・エム=自由学園明日館)ショップやイベントにいらして、実物を触ってみてくださいね。
コルクの積木の詳細はこちら↓
http://store.shopping.yahoo.co.jp/jiyu/c0d1ccda.html