2014年11月18日火曜日

チェックチェック!スモックエプロン その2



さて、前回から紹介しているように、この会社では、「スモックエプロン」という商品が人気です。


開発したのは自由学園の卒業生が作った「消費組合研究部」というグループです。このグループの歴史もまた古く、「工芸研究所」の創立メンバーがチェコやドイツに留学して染色やデザインを学んだように、「
消費組合研究部」の創立メンバーもイギリスに留学して、「生活協同組合」の仕組みを学びました。いわゆる「生協」です。その発祥は産業革命の物価高に苦しむイギリスの労働者がお金を出し合い協同で商品を作り、販売・購入する仕組みを作ったことから始まったとか。

ちなみに今年、2014年に「工芸研究所」と「
消費組合研究部」がいっしょになって「生活工芸研究所」となりました。

だんだん話がそれました。スモックエプロンのお話でした。



でも調べると歴史って面白い。二つの研究所の創立より、さらに遡ると、自由学園の創立者が創刊した『婦人之友』の大正2年の号に「家庭用仕事着」というものが紹介されています。どうやら現在の「スモックエプロン」はこのあたりで誕生したようです。「細かい格子柄の地味な木綿製」とのこと。


大正2年って、1913年。第一次世界大戦が始まる前の年だ。っていうか、101年前!? しかも当時からチェック(格子柄)ですか。


とにかく、そうした激動の一世紀を経て、愛されてきたスモックエプロン。平成26年の今も売れています。柄はチェックに花柄に無地に、サイズもSからLLまで、春用、秋用、いろんなバリエーションがあります。




人気の花柄です


担当者の村木知子さんのお話を聞いてみました。


「とにかく暖かい。意外と汚れるヒジ、おなか周りがカバーされるし、すっぽり包まれているから動きやすい。職場ではもちろん、家でも着ています。10着は持っているかな。」

「生地から作っていて、縫製も日本製。綿100%だから着心地がいいし、手入れも楽だし。ひと言で言えば“便利”。一度着たらクセになる着心地よ。」

「幼稚園や介護施設などにお勤めの方には、ユニフォームとしておススメです。」


というわけで、知る人ぞ知るこのスモックエプロンは、圧倒的にリピーターが多いそうです。質のよい綿に「ウルトラリフォーム加工」という技が施され、アイロンがけが簡単で(干し方によってはアイロンも不要)、扱いが楽なのだとか。


仕事中の村木さんが着ているのは定番のタータンチェック


ここまで話を聞いたら、私も俄然ほしくなってきた。なんとなく野暮ったいなと思っていたのですが、たしかに柄も豊富だし、色もいろいろあって、かわいい!エプロン好きとしては試さずに入られない。


というわけで、緑のギンガムチェックとクリスマスカラーっぽい赤と緑のチェックの二枚を買いました。


こんなかんじです。


Lサイズが私。左は明日館喫茶担当Sサイズの菅原宏子さん。彼女は自分のスモックを持っていました!かわいいね。


明日館にいつもセンスのよい花を活けてくれるププラモスの阿田子はづきさん。似合ってる。


男子にも着せてみました。阿田子さんのお花の前に立ってもらったのは明日館のイケメン福田竜くん(ビミョー)


オリジナルの後ろボタンもすてき。


着てみるとたしかにあったかい。薄手だけど全身をすっぽり包むから心地よいのです。この冬、部屋着としても使えそう。おススメです。前開きタイプも人気だそうです。



詳細は↓
http://www.jiyu.jp/shohi/catalog/201409/pdf/02-05.pdf


明日館でセンスのよいお花を見たらププラモスです↓
http://pupuramoss.com/









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