2015年1月27日火曜日

上品なのに洗えるぬいぐるみ その1



世の中にはいろいろなぬいぐるみがあり、この研究所でも、これまでご紹介してきたように、いろいろなタイプのものがありあますが、ぬいぐるみって、大体においてどこか「むさくるしい」というか、子どもが持つものだから当然ではありますが、いかにも「がきっぽい」感じがするものが多いとおもうんです。

それが、今日ご紹介するぬいぐるみは、なんだかすごく「上品」なんですよ。

その辺の子どもが持っているというより、いいところのお嬢さんとかお坊ちゃんが持っていたら似合いそうな。

まずこの無駄のないフォルムがいい。体が引き締まっていて精悍です。

そして面構え。きりりとして知的です。IQの高そうな表情。関取の名前とか全部暗記してそうだし、科学の質問したら応えてくれそう。それでいて、小ざかしくい感じはなく、頼れるお友だちという雰囲気。

手作りの究極ともいえそうな、しっかりした肉付きは、触っていると感動すら覚えます。

こんな美しいぬいぐるみなのに、ざぶざぶ洗えるんだそうです。



その名も「洗える動物―いぬ」です。

こんなりりしい顔をして洗濯機で洗えるって、ホントかしら?

でも公式ページでもネットを使用して洗ってください、とあります。

ぬいぐるみって、次第によれよれと汚くなるものだけど、洗濯機で洗えるとなれば、いつも清潔ですよね。

そのほか「うさぎ」と「ぞう」がいます。

うさぎさんも、なかなか、いい顔をしています。耳が長い。す~っとすごく長い。真っ赤な目が私をしっかり見返しています。ちょっと微笑みながら。



こんな真っ白でも洗えるとなると、うれしいですね。

そしていぬさん同様、うらやましいくらい張りのあるボディ。

ぞうさんは、さわやかなブルーです。これもまた耳が印象的。口元に謎めいた白いステッチが。どうやら牙のようですが、こわくない、かわいい牙です。



ピンクのストライプの洋服が似合っている。ピンクだから女の子のように見えるけど、顔は男の子。でもその中性感がたまりません。

なんてアートなぬいぐるみたち。これはもうおもちゃの域を超えています。オブジェとして飾っておきたくなりますね。

この人形が生まれたのは昭和39年だそうです。なぜこんなに長い間売れ続けているのか、そこに答えがあると私はおもいます。

先日読んだ記事によると、子どものおもちゃはいま圧倒的にキャラクターものが人気なのだそうです。

たしかにキャラクター商品はトレンディーだし話題性があります。それはそれでいいでしょう。でも、一つくらいは、こんなオーソドックスな本物のぬいぐるみがあったら・・・

こどもを賢く正しく清く育てたいお母さん、考えてもみてください。子どもの頃から、こんなりりしい正当な人形をそばにおいてみたら・・・


さて、このぬいぐるみを作ることができる人は、例によって数人しかいないのだとか。いざ、取材に行ってきます。


つづく。
http://seikatsukogei.blogspot.jp/2015/01/blog-post_4.html


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