前回のブログで紹介しました「コルクの積木」。これは生活工芸研究所の看板商品です。なんたって創案1931年ですから。83年も作り続けています。これが2014年度の「グッド・トイ」に選定されました。「コロコロ木の実」も同時認定!!!
「グッド・トイ」とは、NPO法人日本グッド・トイ委員会の選考会によって選ばれます。グッド・トイ委員会とは、市場にあふれるおもちゃの中から優良な商品を選んで普及させ、おもちゃの専門家を育成することを目的に1985年に設立された組織で、先日訪問した東京おもちゃ美術館もここが経営しています。
おもちゃの専門家、別名「おもちゃコンサルタント」という資格を与えられた人たちは、全国で5000名ほどいるとのこと。赤ちゃんの発達とおもちゃの関わり方、お年寄りのリハビリおもちゃまで、世界各国のおもちゃ文化考察から、遊びを広げる実践術まで「幅広い視点」でおもちゃを捉えることのできるおもちゃのプロです。ワインの世界で言うソムリエのようなものでしょうか。(当研究所の澤久美子さんもおもちゃコンサルタントです!)
「グッド・トイ」に選ばれるのは簡単なことではありません。毎年各メーカーが自信作を応募するところから始まり、グッド・トイ委員会が一定基準を満たしたものを選定。そこでふるいにかけられたおもちゃを、全国のおもちゃコンサルタントが選び、その後おもちゃ美術館の一般来館者の投票を得て、最終選考。実に多くの人間と半年以上もの期間をかけて選ばれる、文字通り、「GOOD TOY」なわけです。
「コルクの積木」は初めての応募でしたが、実を言えば、当研究所ではこれまで6点のおもちゃがグッド・トイ認定を受けています!!! こちらをクリックしてみてください。
さらに!この度「コルクの積み木」は、第8回キッズデザイン賞にも選ばれてしまいました。これもまた業界ではかなり権威のある賞なのですが(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)、簡単に言うと、キッズデザイン賞とは、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」を表彰するもので、子ども向けの製品・サービスに限らず、子ども目線を持った商品やプログラム、調査研究活動などが対象となる――とのことです。
というわけで、このたびの「グッド・トイ」&「キッズデザイン賞」W受賞を記念して、8月16日(日)にイベントを開催します。実際にたくさんの「コルク積み木」を使って遊べるチャンスです。もちろん、おもちゃコンサルタントの澤さんも参加しますよ~!
場所は生活工芸研究所のある自由学園明日館。ご存知ですか?あのフランク・ロイド・ライトが大正時代に設計した重要文化財の建物です。お子さんだけでなく、お父さんやお母さんも楽しめること必須です。まだ定員に少しだけ空きがあるそうです。興味のある方はお早めにお申し込みください。参加者にはこの機会にしか手に入らないプレミアムプレゼントや商品もあるそうですよ~。
グッド・トイ認定のマーク |
キッズデザイン賞受賞のマーク |
ちなみに1985、1996年にはこんな賞も受賞してます! |
ここのおもちゃってちょっと高いなぁ、って思うのですが、よく考えるとニンテン○ーD○とか、PS○などのゲームを買うことを思えば、※結構幼稚園くらいの子どもも持ってますよね?、そんなに高い買い物じゃないのかも…。だって、ゲーム機は一回買っちゃうと、その後結局ソフトをいくつも買う羽目になるし、壊れることだってあるし、でも、積木だったら、基本的に一回買えば、その後の余計な出費は少ないかな、と思いました。
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